パンダのパンだ

食べたり、歩いたり、また食べたりするブログです。クリームパンとあんぱんが好きです。

司馬遼太郎『翔ぶが如く』読了☆

司馬遼太郎『翔ぶが如く』、文春文庫の文庫本で全10巻、先日無事読み終わりました。今年に入って読み始めたから、4ヶ月くらいかかったのかな。読むのは二回目で話の流れも大体分かっていましたが、それでも10巻もあるし内容も濃いから読むのは大変……読み終えたときにはかなりの達成感がありました。

ただ、10巻もあって、何ヶ月もその小説の世界に浸っていたせいか、読み終えたときには達成感と同時にいきなり現実に引き戻されたようで虚無感・脱力感が大きかった……映画を見終わった後映画館を出るときの気持ち、読み終わった後も数日間は足元がふわふわしているような感覚が続きました。そういえば、小野不由美の「屍鬼」を読んだときも同じ感覚になったような記憶があります。ちょうど読み終わったときがGW前半で、仕事もなくぼーっとしたいだけぼーっとできる状況だったこともあり、クマはふわふわ現実と小説の世界の境界線を行ったり来たりしているような気持ちで過ごしていました。

 

小説の内容自体は、何というか……まあ、ハッピーエンドではないわな(´・ω・`)司馬遼太郎の他の小説(関ケ原とか、竜馬がゆくとか、国盗り物語とか)では、主人公の魅力のとりこになってしまうクマですが、『翔ぶが如く』の西郷さんに限っては、最後の最後まで「よくわからない人」という印象、嫌いではないけど好きにもなれない不思議な主人公でした。司馬遼太郎はどうしてあんなぼんやりとした人物を描いたんだろう……竜馬みたいに格好よく・分かりやすく書くことだってできたはずなのに。それとも、司馬遼太郎をもってしても完璧に理解できない人物だったのか。読んでいる間中、西郷隆盛はとても偉大で器の大きな人のような気がしたのにページをめくった途端、とんでもなく愚鈍で器の小さな人になったり……最後まで戸惑ったり分からないまま終わったというのが、この小説を読んだクマの感想です。

 
翔ぶが如く(1)新装版 (文春文庫) [ 司馬遼太郎 ]

 

GW後半、本棚を整理しているとこんなものを発見!

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ハードカバーもあったとは……今まで全然気付かなかった。

それにしても誰が読んだんだろう……じいちゃんかな。